2017年08月28日

本日の1曲:原田知世 - 時をかける少女(2017version)

今回はデビュー35周年を記念してこれまでの代表曲をリメイクしたベスト盤「音楽と私」を7月にリリースした原田知世さんの代名詞的なナンバー「時をかける少女」の最新バージョンを紹介。

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オリジナルは83年に公開された彼女主演の同名映画の主題歌でシングルとしては3枚目。ユーミンによる楽曲でアレンジは夫の正隆氏。オリコンでは最高2位を記録し、50万枚以上を売り上げた彼女最大のヒット曲でもあります。



この曲はリアルタイムでよく覚えています。とても透明感がある綺麗な声をしていて、レコードを親に買ってもらったことも。確か父の実家がある岩手県へ家族で帰省したときに母のいない隙をついて「エコー」というデパートで父に買ってもらったこともだ!

自分がレコードを持っている、そしてそれを毎日何回も聴いているということは当然のごとく彼女の歌は両親の耳にも望まなくとも聴こえてくるわけで、現在70にもなる母上様は今でもこの曲を口ずさめるし、歌えるのである。これって結構スゴイことですよね。レコードはキズだらけでもう聴けないけど、シングルベストはiTunesのライブラリーにしっかりと入っています。「天国にいちばん近い島」「彼と彼女のソネット」とかが好きだけどやっぱりこの曲が1番好きですね。

もうだいぶ前になるだろう、トーレ・ヨハンソン絡みの北欧ポップ路線で再ブレイクしてた頃に彼女が出演した音楽番組のことをよく覚えている。メインのゲスト1組だけで数曲披露する音楽番組だった。そのときのセットリストは「ロマンス」「シンシア」、そして「早春物語」の3曲を披露だったと思う。おそらくではあるが当時これを見ていた人は誰もこう思ったのではないだろうか、「『時をかける少女』は歌わないの〜」って。自分はそう思った。実際にMCからも「『時をかける少女』を歌ってくれると期待をしていましたが…」という投げかけに対して彼女は「もう少女ではないので…」となんともツレない回答をした。ま、「早春物語」もいい歌で好きだけどちょっとガッカリしてしまった。それを今でも覚えている自分もかなりオカシイ人間なのかもしれませんが、もう彼女は「時をかける少女」を今後歌わないのではないかと思った瞬間でもあった。

でもそれからしばらくして2007年、デビュー25周年の記念アルバム「music & me」に「時をかける少女」がシンプルなボサノバ・タッチにリメイクされて収録されていた。当時の彼女の音楽スタイルからして、このやり方は必然的だったとは思う。だけど求めていたオリジナルに近いスタイルで歌ってくれることはもうないんだな、とも思った。83年当時の彼女のボーカルはまだ未完成ではあったとは思うけど、それを「魅力」に変えて作品としては完成されてしまっている。ユーミンのセルフカバーも聴いてことがあるけど、やっぱり知世さんのボーカルで「時をかける少女」は成り立っていると感じた。だから今回の新録ベスト盤でのバージョンは聴く前から期待はしてなかった。

しかしっ!やっぱり気になって聴いてみたところ、今回はイイッ!この曲にはシンプルな感じよりも厚めの音の方が丁度いいようだ。オーケストラルでファンタジックに甦った「時をかける少女」の世界観はまさにフェアリーテイル。まるで絵本に登場する人や動物が動き出して草木は風に揺れているような、しなやかな躍動感も感じられて「新たに命を吹き込んだ」醍醐味が味わえる曲になっていてうれしかった。

ここで聴ける知世さんのボーカルは大貫妙子さん風かな。だからなのか、「ピーター・ラビットと私」が真っ先に思い浮かびました。

映画の方も後にドラマ化されたり、リメイクされたりで、時代を越えて愛されている作品となっています。この曲も映画と共に後世へ語り継がれていくことを願っています。

今回自分はCDではなく気に入ったものをダウンロードで購入する形を取りましたが、「ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ」も素晴らしかった!



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2017年08月21日

ハワイに吹いたLAの青い風:Glenn Medeiros - S/T(邦題:変わらぬ想い)

今回はまさにタイトル通り。87年にリリースされたグレン・メディロスのセルフタイトルの1stアルバムを紹介します。中古盤が格安で売っているのをよ〜く見かけますが、実は邪険に扱えないアルバムだったりするんです。

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・Glenn Medeiros - Glenn Medeiros

@ Nothing's gonna change my love for you (YouTube)
A You're my woman, you're my lady (YouTube)
B Lonely won't leave me alone (YouTube)
C The wings of my heart
D A Stranger tonight
E Pieces of my dreams (YouTube)
F Watching over you (YouTube)
G What's it gonna take
H A fool's affair
I You left the loneliest heart
J Knocking at you door (YouTube)
K Nothing's gonna change my love for you (Japanese version)


彼には90年にボビー・ブラウンを引き連れた「She ain't worth it」という全米1位曲があるのですが、それ以上に有名なのがジョージ・ベンソンのカバー曲@。もともと地元ハワイのコンテストで優勝した時に歌ったのがこの曲で、優勝の特典としてこの曲をシングルにしたところ、ハワイどころかアメリカ全土どころか世界中で大ヒット。アメリカでは最高13位(12位の説もあり)、イギリスで1位をはじめヨーロッパ各国でもベスト3に入る大ヒットを記録しています。このアルバムからのシングルは@のほかにジャーメイン・ジャクソンのカバーBが全米67位、Fが同80位、アルバムは83位を記録しています。本作リリース当時、彼はまだ高校生でティーンらしからぬ、渋い選曲をしたもんだなーと思いましたね。

曲順は日本盤から。AEKは新曲でUS盤には未収録、Eは日本のCM曲になっていたことから独自にシングルのリリースがあったようです。日本盤のジャケはちょっとダサダサだったのでiTunesのものに差し替えました。 

レコーディングはロサンゼルス。参加ミュージシャンはAORお約束!とも言うべき、Michael Landau、Jay Gruska、TomとJohnのKeane兄弟が参加。ソングライターで分かるところではジャーメイン・ジャクソンのカバーBはDavid Fosterとこのアルバムに参加しているTom Keaneが関わっていて、@においてはMichael MasserとGerry Goffinのコンビによるもの。このコンビはホイットニー・ヒューストンの「Saving all my love for you」やダイアナ・ロスの「Do you know where you're going to(マホガニーのテーマ)」やナタリー・コール「Miss you like crazy」など、挙げたらキリがないほどの「大ヒット請負コンビ」でもあって@も当然ながら悪いわけがありませんね。ゴフィンの方はキャロル・キングとのコンビでも有名ですが、80年代でもしっかりと成功を収めています。冒頭での「邪険に扱えない」と書いたのはこうした制作のプロセスがいかにもAORだからなんです!

この1stアルバムはその@Bの流れを汲んだバラードがメインとなった内容でいい曲が揃っています。そして何よりもLAの青く爽やかに吹き抜けるような風が感じられて、そこが個人的には好きなところ。

おおらかな歌唱はハワイで育った環境が大きいだろう。自分は力を込めた高音よりも中低音の部分の声が好きでAの歌唱はとても魅力を感じます。Eのライトな感じも良く、あとはドラマティックはJ、シングルになった@BFはもちろん好きです。

特に@は日本でも鈴木雅之さんがカバーするなど未だに人気は衰えず。ただ、オリジナルのジョージ・ベンソンの方はアルバムの収録曲でシングルのリリースがなかったのでグレンのカバー・バージョンが世界的にはポピュラーなのかと思います。どうしても当時はティーンで爽やかなルックスが災いしてか、アイドル視されてしまいがちですが、ティーンが歌ったAORアルバムとしては最高峰の1枚だといえるのではないでしょうか。
ラベル:80's AOR cover Top 40 US pop
posted by waterblue at 00:52| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月13日

夏の洋楽プレイリスト:Pure blue summer 2017

今回は夏の洋楽プレイリスト2017年バージョンです。出来ればお盆休み入る前に余裕を持って載せたかったのですが、ちょっとバテバテになってしまって、休みを待っての完成になりました。

pure blue 2017.jpg


・Pure blue summer 2017

@ The 1970s - Talc
A Janet - Bobby Caldwell
B Sweet freedom - Michael Mcdonald
C Spreading the news - Ole Borud
D I need you - William Sikström
E Lucky - Jason Mraz & Colbie Caillat
F Livin without you - Nohelani Cypriano
G Kyrie - Mr.mister
H The connection - Smooth reunion
I Shinning - Eric Russell
J Piano in the dark - Brenda Russell
K Friends in love - Dionne Warwick & Johnny Mathis
L Fallen - Lauren Wood
M Angel queen - Dara Sedaka




前回の記事でもなんとなくの予告はしてはいましたが、AORテイスト満載の大人な感じのプレイリストにしてみました。

ジャンル的にどうしても80年代でUSものが多くなってしまう予感がしたので@みたいな2000年代に入ってからのものとか、ちょっとハワイアンな感じのものEFを入れたり、ヨーロッパ産のIに2010年代辺りの北欧AORCDHを入れたり工夫はしてみました。

DILはアルバムのレビューも書きたいと思っているのと、Mはだいぶ前に記事を書いたことを思い出して入れてみました。自分的に今聴きたい洋楽はこんな感じのもの、ってことになります。特にAIは今回のテーマであるAORメインでやってみようと思ったきっかけのナンバーになります。

先日、自分が作っているプレイリストを楽しみにしている方がコメントを下さってとてもうれしかったです。来年はちょっと弾けたブラコンテイストを作ってみようかと思っています。今年もそんな感じのものを数曲選んではいましたが、収まりが悪くなるかな〜と思って外してしまったので。

Listbandの方は自分のパソコンだとインターネットエクスプローラーでは再生できないのですが他の方はどうなのでしょうか。ちなみにGoogle ChromeやSafariは問題なく再生できるので同じ問題があるようでしたらそちらで聴いてみてください。
posted by waterblue at 17:39| Comment(0) | プレイリスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする