2016年11月29日

・本日の1曲:河合奈保子 - Finding each other (Duet with Steve Lukather )

本日は前回の延長戦(余計な事をたくさん書いてしまったので…)で奈保子さんの海外レコーディング2弾目からの1曲です。こちらもいい曲です。

・河合奈保子 - Finding each other(YouTube)

NINE HALF.jpg

この曲は85年12月にリリースされた12枚目のアルバム「9 1/2 Nine Half」収録曲で、ソングライトにはDavid FosterとRandy Goodrum、と超大物ソングライター2人の共作、そしてTOTOのSteve Lukatherとのデュエット曲になっています。

海外レコーディング1弾目の「Daydream Coast」でもフォスターは参加していたけど、楽曲の提供はなくて、本作で遂に実現。これぞDavid Foster!と思わせる、シルキーな感触がChicagoの「Hard to say I'm sorry - 素直になれなくて」と Mike Reno and Ann Wilsonの「Almost Paradise... Love Theme from Footloose」を思い起こさせる、ドラマティックなバラードになっています。因みにこちらはEric Carmenによる楽曲。

ボーカルに関してはワイルドだな、と思っていたSteve Lukatherのボーカルもここではフォスター・マナーに則ってソフトな歌声を披露、奈保子さんも英語詞を頑張って歌っています。サビのハモリ具合もいい感じです。

「Daydream Coast」では参加ミュージシャンが豪華でしたが、本作はソングライターが多彩なのがポイント。Foster同様「Daydream Coast」でのギタリストだったMichael Landau、Tom Keane、デビュー前のRichard Marxなどが参加していて、楽曲的にも、作風もミステリアスAORな感じがして自分は本作の方が好きですね。

奈保子さんの作品はデジタル配信されているので入手は簡単。お好みで好きな楽曲をダウンロードしてみてもいいかもしれません。

本作からもシングルカットはなし!なのですが、同時リリースでシングル「Through the window」が出されて、オリコンでは7位まで上昇しています。こちらは元PlayerのPeter Beckettによる楽曲でアルバムの内容を踏襲した、シャープなロックナンバーでこちらもいい。できればアルバムにも入れてもらいたかった…。

今回で奈保子さん関連の記事は一応完結。復帰はあるんでしょうか。自分は竹内まりやさんの楽曲での新曲が聴きたいですね。


ラベル:AOR 80's J -pop
posted by waterblue at 23:29| Comment(2) | 今週のヘビー・ローテーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月24日

・本日の1曲: 河合奈保子 - 「If you want me -はっきりさせて-」

仕事が忙しくて休みが減らされた為にブログに構ってられませんでした〜〜^_^。
前回から更新の間隔が開いてしまったので、今回の記事は長いですが最後までお付き合いくださいませ(^_^)

前回と同様に今週のヘビロテ曲は河合奈保子さんの曲。当初はこれを最初にして「ハーフムーン・セレナーデ」はプレイリストに入れる予定でいました。が、時期的にも秋だったし、プレイリストの1曲では勿体無いと思って、急いで記事を書いたものでした。なので今回が本番です。前回に触れた「AOR、しかも本場アメリカのAORに最も接近したアイドル歌手」の部分に焦点を当ててみましょう。

余談になりますが、自分が子供だった頃、最初に好きになった歌手が河合奈保子さんでした。80年デビューなので自分は幼稚園児。白と水色の衣装が多くて、その頃から水色が好きだったのに加えて可愛らしいルックスで自分にとっては最初のアイドル歌手でしたね。

最初に買ってもらったシングルは2ndの「ヤングボーイ」、そのB面「青い視線」が何故だか今でも覚えています。

自分が好きなのは歌手としての河合奈保子。ただ、周りの大人たちは彼女を違った視点で見ていたことを知ったのはだいぶ後になってからだ。確かに母も「あの娘はずいぶんとデカイねー!」と言っていた…。デカイとは何か?もちろんオッパイのことである。父も彼女のことを「ボインちゃん」と呼んでいたのを思い出した…。そう、自分は彼女の登場と共に「ボイ〜ン」という言葉を知ることになるのでした。

あれから30うん年経って父親と同じ世代になった今、ネットで当時の水着姿を見た感想は?というと、確かにデカイと思った。だけどそれがどうした?とも思った。やはり自分は歌手としての河合奈保子が好きなのである。

ただ、家は音楽番組を自由に見せてくれる家庭ではなかったので彼女のシングル曲を全て知っていた訳ではないし、成長するにつれて興味が薄れていったのも事実。それがなぜ復活したのか?、それはYouTubeで見られる過去の動画、AORのディスクガイドで彼女のアルバムが触れられていた所から彼女の音楽活動に興味を持ち始めました。

これは自分の分析ですが、彼女が最も飛躍した時期というのが83〜85年頃だと思っていて、ポイントとなるのが筒美京平氏のパンチの効いた、かつ洗練された楽曲提供だろう。相性も良くて彼の楽曲を歌うと共に彼女の容姿も洗練さを増し、その中でも84年の「唇のプライバシー」では賞レースでも入賞にとどまらず、特別な賞を獲得したりと、この曲が代表曲になるかと思います。

筒美氏が手掛けたシングルはどれも完成度が高くて、「エスカレーション」「UNバランス」「ジェラス・トレイン」が自分は好きです。

85年になると林哲司氏作の「デビュー〜Fly me to love」でデビュー6年目にして初のシングルチャート首位を獲得…ってな感じであったのでそんな分析をして見ました。

そして86年後半から自作曲をリリースするという、彼女がアーティスト志向へ走らせるきっかけとなったのは色々な要素があるだろうけど、「けんかをやめて」「Invitation」を書いた竹内まりやさん、「微風のメロディー」の尾崎亜美さん、「コントロール」の八神純子さんといった女性SSWたちの交流と海外レコーディングした2枚のアルバムが大きな影響となっているのは確かであります。今回はそのアルバムから1曲紹介。

・If you want me - はっきりさせて-(YouTube)

DAYDREAM COAST.jpg


「If you want me」は84年にリリースされた9枚目のアルバム「Daydream coast」のオープニング曲。このアルバムからのシングルカットはなかったようですが、この曲はシングルで切っても良かったのでは、と勝手に思っています。因みにこのアルバム、レコード大賞で優秀アルバム賞にもなっています。(ウィキペディア参照)

このアルバムは何と言ってもAOR好きな人にはたまらないメンツが揃って参加していて、この曲に関してはドラムとベースにTOTOのJeffとMikeのポーカロ兄弟、ギターにMaxusのMichael Landau、コーラスにBill Champlin、キーボードとアレンジでDavid Foster、とかなり強力。やはりフォスターのアレンジだけあって彼とJay Graydonのユニット、Airplayの「Stranded」を完全再現したような、ドライブ感に溢れたナンバーになっていて超気持ちいいです。彼女のボーカルも「ポップな曲を明るく、弾んだ声で爽やかに歌う」イメージ通り。彼女がアップテンポを歌うのに長けた、抜群のリズム感の持ち主であることをこの曲で遺憾なく発揮されています。この曲以外にもフォスターやPeter Ceteraとのデュエット曲もあって聴きどころ満載のアルバムになっています。

自分が好きなのはこの曲と「ANGELA ―手をひいてアンジェラ―」です。今となってはポーカロ兄弟は他界されているのでこのメンバーでのレコーディングは実現不可能だし、赤字必至でしょうねぇ。それにしても当時は共にヒット曲を連発していた歌手にミュージシャンで多忙なはずだったのによく時間が取れたなーとも思ってしまった…。

次回はもう1枚の方を取り上げたいと思います。
ラベル:AOR 80's J -pop
posted by waterblue at 02:19| Comment(0) | 今週のヘビー・ローテーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする