2019年03月27日

本日の1曲:岡本舞子 - ハートの扉

今日は桜がフワッと舞うような1曲を紹介。

ハートの扉.PNG


・岡本舞子 - ハートの扉 (YouTube@)
・岡本舞子 - ハートの扉 (YouTubeA)


この曲は85年リリースの1stアルバム『ハートの扉』のタイトル曲、もともと彼女の1stコンサートのオープニングを想定して制作された情感豊かなスローナンバー。ゆっくりと何かが動き出そうとする、まさにこれからの季節にピッタリな1曲です。

また、この曲を含む全曲の作曲とアレンジを元東北新幹線の山川恵津子さんが担当していることで「山川恵津子関連作品」の中でも最も重要な1枚として語られているのがこの『ハートの扉』であります。山川さんは渡辺満里奈さんとの関係でも有名ですが、アイドル歌手をトータルに手掛けたのは岡本舞子さんが最初だったということもあるかもしれませんね。

昨年に本作とやはり多くの楽曲を山川さんが手掛けた2nd『ファッシネイション』のリマスター盤がタワーレコードから限定リリースされたのに加えて、『ファッシネイション』に関しては80年代シティポップ名盤選にも選出されるなど話題になりました。僕もそれに便乗してCDを買ったわけですが(笑)、近年では「山川恵津子が関わった作品」というイメージが先行してしまっているのでここでは岡本舞子さんも才能ある歌手であったことを強調しなければいけませんね

子役として74年から活動をしていた彼女の歌手デビューはまだ中学3年だった85年、アイドル豊作と言われたこの年の新人賞レースにも激戦の中、本田美奈子さんらと共に勝ち残った強者の1人であります。ってかエラそうに書いちゃっていますがリアルタイムでの自分が彼女の知っていることはというとデビュー曲の「愛って林檎ですか」とアニメ主題歌になったプレデビュー曲「見知らぬ国のトリッパー」のみ、あまり多くは語れません

でも今こうして聴いてみると、当時15歳にもならない少女が歌ったとは信じられないほど声量があって上手い。タイプ的には松田聖子+河合奈保子のハイブリッド型とでもいえるでしょうか、それと平尾昌晃さんの音楽学校にも通っていたこともあってか、歌手としての基礎はこの時点で既に備わっているようにも感じました。

にもかかわらずデビュー曲はオリコン最高67位、アルバムは65位と振るわなかったのはひょっとしたら子役時代の「ちょっとした知名度」が災いしたのかもしれない、と感くぐってしまった。87年には突如引退をしてしまうので歌唱力を活かした仕事がもっとできたのではないかと残念でなりません。

ですが作品は現在でもCD化されるのだから聴くべき作品だと評価するところだと思います。特にタイトル曲は突出して良いので聴いてもらいたいです。

ちなみに2ndアルバムのタイトル曲「ファッシネイション」もダンサブルで好きな1曲です。
ラベル:80's Female Vocal pop J-POP
posted by waterblue at 16:38| Comment(0) | 今週のヘビー・ローテーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月20日

春に聴きたい洋楽プレイリスト:Sakura Rain 2019

最近は去年から始めたインスタグラムが楽しくて本業であるこっちが手薄になってしまいましたね。マイペースに再開します。今回は春のプレイリストです。

FotoSketcher - sakura rain 2019-2.jpg


@Lovin' you - Minnie Riperton
AWhen - Shania Twain
BTouch my hand - David Archuleta
CHow do I breathe - Mario
DI love your smile - Shanice
EEscapade - Janet Jackson
FDoing it ft.Rita Ora - Charli XCX
GColourful Combinations - Gangway
HYou came - Kim Wilde
ISearchin' for love feat.Mya - Lil Eddie
JWherever you are feat.Charice - Unique
KDancing with a stranger - Sam Smith & Normani
LInvisible - Clay Aiken
MWith you - Chris Brown
NEmotions(Unplugged version) - Mariah carey




今回はポップなR&B満載のキャッチーで軽やかなナンバーを集めてみました。こんな曲たちがカーラジオからかかってきたら気分があがりますね!Dなんかは最近クリス・ブラウンがサンプリングで使っていたりで1周回って旬な感じがします。

花粉症さえなければ過ごしやすくていい季節なんですけどね…。
ラベル:Spring
posted by waterblue at 15:54| Comment(0) | プレイリスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月07日

そしてバトンは受け継がれた:Katsumi - ONE

映画「ボヘミアン・ラプソディー」の興奮が冷めないうちに!
Katsumiが90年代に残したアルバムを紹介したいなと。今こそ聴いてもらいたいのがこのアルバム!

one katsumi.JPG


@ ONE(we are one) (YouTube) (Live)
A Yes,抱きしめて (YouTube)
B Loving you (YouTube)
C Nobody knows (YouTube) (Live)
D For you (YouTube)
E With me (YouTube) (Live)
F Party girl
G Over & over
H More -she wants real "LOVE" (YouTube)
I Sing together now
J Sayonara
K ONE(we used to be)


CM曲としてヒットしたAを含む91年リリースの2ndアルバム。本作はオリコン・アルバムチャートで5位を最高に、この年の年間チャートでも37位を記録したKatsumi最大にヒット作であります。そして90年代はマライア・キャリーのデビューをきっかけに、特に女性シンガーで多く見られた「ハイトーン至上主義」が顕著にみられた年代でもあり、今思うと本作も男性ボーカルではあるものの「ハイトーン至上主義」のハシリとなった作品なのかな、とも思います。

伸びと張りのあるハイトーンボーカルは爽快で、アルバム制作にインスパイアされたといわれるリチャード・バックの冒険ファンタジー作「ONE」のストーリーさながら、歌詞から紐解くと…

@『大切な物 見つけるために進んでく』『歩き続ける ひとつになれるその時まで』『目の前の壁なんて すぐ越えられる 教えたい簡単な魔法を君に』『君と僕はお互いに 生きてゆく鍵になれる』

C『心閉ざせば 何も見つかりはしない』『開いてごらん その扉を』

「鍵」と「扉」をキーワードにまるでSFファンタジー映画のように希望に溢れて胸をときめかせながら次の局面へと飛び込んでいく「ワクワク感」がたまらなく痛快であります。この「ワクワク感」は彼のボーカルや内面から発せられたことも感じられるし、彼自身も彼を取り巻く周辺の人たちも次の展開に胸膨らませたことがハッキリと伝わってくることから、この頃を彼のベストする方も多いかと思います。

なかでもクィーンの「ボヘミアン・ラプソディー」を思わせる壮大なタイトル曲@によってKatsumiがKatsumiになったと言ってもいいでしょう、ここからクィーン色を強めた、特にギターソロとバックボーカルに強いこだわりを持った作品が多くなっていきました。それに尽力したのがギターでは鳥山雄司さん、ボーカルではBのAmazons、Cの楠瀬誠志郎さん、Eの崎谷健次郎さんであります。

ハイトーン・クラシックと呼びたいA、ダンスファンクBE、アーバンメロウなCF、フレディ・マーキュリーを思わせるハードなGH、@と並び代表曲的な名バラードD、そっとアルバムを締めくくるJK、と曲の完成度は高く、本作はKatsumiを語るうえで必要な要素が全て揃っているアルバムと言えます。

そして@以外はBCEFとアーバン系が目立つのがポイント。これは崎谷健次郎さんの2ndアルバム「Realism」にも通じるところがあり、彼は「ポスト・崎谷健次郎」のポジションにいたことも垣間見れるし、ひょっとしたらKatsumiは90年代におけるシティ・ポップの申し子的な存在だったのでは?と思うこともできます。

今回は全曲好きです。全てが聴きどころなので丸ごと聴いてください!

本作のリリースは91年2月、奇しくもこの年の11月にフレディ・マーキュリーは亡くなっているので彼の思いを遠く離れた日本の当時の新鋭SSWが引き継いだ感じがするこのアルバム、再評価の価値は大いにあると思います。

Katsumiの90年代のアルバムは去年から配信がスタートされているのでこの機会に是非聴いてもらいたいです。

本作と比べると力強さは減ったものの研ぎ澄まされた感のある3rd「Rose is a rose」、その反動で力強さが戻った4th「Force」、音的には散漫な印象があるけどメインとなる曲はさすがに強烈なNo.1ヒットの5th「Super balance」は必聴です。主要な曲はリンク貼っておきますね。


ラベル:SSW 90's J -pop pop
posted by waterblue at 17:16| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする